うたかたの日々
可愛かったあの娘(こ)よ
奇麗だったあの娘よ
名前も美しいあの娘よ
名前を口ずさむ
誰かが「止めろ」と言った
我が脳裏を その眩しい響き
包み込むその名
彼女の頬では無くて
切望するのなら
呼ぶ前に何か出来る筈
唯空しく呼びかけるのなら
君を充たすのは
とわに変わらずの韻律のみ
もう君は充ちている
更にからだだなんて
望みすぎるのは 贅沢
そうもう一人の君が
呼びかけるんだぜ
いいんだ
呼んであげるさ
美しい いい名前だもの
ね うめ吉♪
2005年11月 渋谷区宇田川町